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2009.02.19 (Thu)

センス・オブ・ワンダー

Sense_of_wonder_01.jpg
先日、ある古典?
を読みました。

おそらく、
環境問題に
携わっている人ならば

一度は
耳にしたことのある名前

レイチェル・カーソン

Sense_of_wonder_04.jpg
の名著です。

『沈黙の春』 の方が

知っている人が
多いと思いますが

今回ご紹介するのは

センス・オブ・ワンダー
( Sense of Wonder)

Sense_of_wonder_02.jpg
環境教育のバイブル
とまで言われています。

レイチェルは
病気で他界した姪の

幼い息子、
ロジャーを引き取り
育てるのですが

どう子供は
教育すべきなのか
Sense_of_wonder_03.jpg
海洋生物学者ならではの
彼女の考えが

まるで詩のように
書かれています。

本当にロジャーが
かわいくて仕方ないらしくて

愛情に満ちあふれた文章。


Sense_of_wonder_10.jpg
「知る」 ことは
「感じる」 ことの
半分も重要ではない。

美しさや、神秘さ、
不思議さに
目を見張る感性
(センス・オブ・ワンダー)

を授けることが
重要なのである。

Sense_of_wonder_07.jpg
大人になるとやってくる
倦怠と幻滅

自然という力の源泉から
遠ざかること

つまらない人工的なモノに
夢中になること

センス・オブ・ワンダーは


Sense_of_wonder_09.jpg
これらの解毒剤
になるのだ。。。


こういって、レイチェルは

ありとあらゆる
自然の営みを

ロジャーに
見せ続けます。

教えるのではなく、
Sense_of_wonder_06.jpg
ロジャーが自ら

感じる環境を
与え続けるのです。

この本は、翻訳版で
60ページの薄い本。

そして、
たくさんの美しい写真が
添えられています。

古くからある本ですが、今改めて読むと、目が覚める気分。

やることがいっぱいで、ユウウツな私は、現実逃避でレイチェルの文章をよみ
昔撮った写真を、ひっくり返してみました。


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タグ : *本*

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2011.02.21 (Mon)

旅をする木

10Hanoi_08.jpg
どこかに旅に出たい
と、考えながら

アラスカの写真で有名な

星野道夫さんの
旅をする木

を読んでました。

以下、上記の本の
『アラスカとの出会い』 の章。

--------------
アラスカにいた
星野さんのところに

知り合いから連絡がきて、


10Hanoi_25.jpg
ナショナル・ジオグラフィックの
カメラマン、

ジョージ・モーブリイ氏が

カリブーの情報を
知りたがっているから

是非会ってくれと言われた。

そのカメラマンの名前を聞いた
星野さんは

なんか記憶があり

気になって急いで家に帰って
本棚から一冊の古い写真集を引き出した。



10Hanoi_26.jpg
そうしたら
懐かしい懐かしい写真の下に

そのカメラマンの名前があった...

その写真集は

星野さんが10代のころ
神田の古本屋さんでみつけたもの。

その写真集にあった
エスキモーの集落が

若かりし星野さんには

どうしても気になって
たまらなく訪ねてみたくなって



10Hanoi_57.jpg

『アラスカ州シシュマレフ村、村長様。
 あなたの村を写真でみました。

 訪ねてみたいです。

 何でもしますので
 誰か私を世話してくれる人は

 いませんでしょうか。』

とだけ書いて手紙を出した。

そうしたらなんと、
半年もたったあとに

シシュマレフ村のある家族から



10Hanoi_22.jpg
『夏のトナカイ狩りに人手が必要です。
 いつでもきなさい。』

と返事が来た。

そして、アラスカを訪れた。

それが星野道夫さんの
アラスカとの出会い。

その話を
ジョージ・モーブリイ氏にしたところ

モーブリイ氏は
じっと星野さんを見つめながら

じっと耳を傾けて、最後に



10Hanoi_23.jpg

『私の写真が、
 キミの人生を変えたこと

 後悔しているかい?』

と、優しく笑っていた...
---------------



なんでなのか
自分でもよくわからないんですが

えこたびは、
この章を読んでいたら

涙が出てきました。



10Hanoi_30.jpg

この二人の写真家が

その後、
どういう話をしたんだろうと

ものすごく気になりました。


そして月並みなんですが
アラスカに行きたくなってきました。



今日の写真は
アラスカとは全く関係ない

昨年訪れたベトナムの

ハノイ(Hanoi)~ ホアルー(Hoa Lu)~ タムコック(Tam Quoc)です。



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タグ : *本*

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2012.06.11 (Mon)

島の法則

12Rottnest_10.jpg
少し古い本になりますが

「ゾウの時間,ネズミの時間」

という本を自分の本棚から発掘し

久しぶりに読み返していました。

この本は
生物学の本川達雄先生が

一生の間に

心臓が打つ回数や
体重あたりの総エネルギー使用量は

生物のサイズによらず
同じであるなどと,


12Rottnest_15.jpg
動物のサイズについて,
とても面白くまとめた本。

で,

前に読んだときには
あまり記憶にとどめていなかったのですが

生物学には

島に生物が隔離されると

サイズの大きい動物は小さくなり
サイズの小さい動物は大きくなる

という,
『島の法則』 があるとか。



12Perth_03.jpg
なぜ
このようなサイズの変化が
起きるのかというのは

捕食関係の問題らしい。

詳しい説明は
ちょっと,置いておいて

本川先生は,この現象を
人間に当てはめて。。。

「大陸に住んでいれば

 とてつもないことを考えたり
 常識外れのことをやることも可能だろう。

 周りから白い目でみられたら


12Pinnacle_12.jpg

 よそに逃げていけばいいのだから。

 島ではそうはいかない。

 出る釘は,

 ほんのちょっと出ても
 打たれてしまう。

 だから大陸では
 とんでもない思想が生まれ

 また,
 それらに負けない強靱な大思想が
 育っていく。

 島国という環境では,


12Pinnacle_09.jpg
 エリートのサイズは小さくなり

 ずば抜けた巨人と呼び得る人物は
 出てきにくい。

 逆に小さい方,

 つまり庶民のスケールは大きくなり

 知的レベルは極めて高い。

 島の法則は,
 人間にもあてはまりそうだ。」


と述べています。

この部分に
妙に共感を覚えた私。


12Perth_01.jpg

日本人ってみんな優秀だなーって
思ったり

逆に
なんで,こういう人が

日本からは現れないんだろうと
思ったり...

優秀なリーダーが
いないと

嘆いていても
始まらないので

島国ならでは、
日本人ならではの


12Perth_08.jpg

強みを生かして

賢い庶民が頑張って

是非,この電力不足を
始めとする

現在の我が国の
危機的状況を

乗り越えていければと思っています。

今日の写真は

大きな大きな
オーストラリア大陸の

西にある街、パース周辺です。


参考) 本川達雄 「ゾウの時間、ネズミの時間」 中公新書


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2012.06.26 (Tue)

人は何故ブログを書くのか

11Alaska_Railroad_09.jpg
この “えびたこ” ブログを
書き始めて

もうそろそろ5年。

途中、

全く読みも書きもしない日々が
続いたことがあって

もうやめちゃおう!

と思ったりしたこと
多々あったけど

なんでだろう,

また書き始めてる...


11Denali_16.jpg

この自分の行動が

自分でも
理解できなかったりして

人は何故ブログを書くのか
調べてしまいました。

一番、読んでしっくりきたのが

ウェブログの心理学」 という本(注)

社会心理学者の先生方が
書いた本です。

さて,
そのお題の答えを要約すると...


11AK_Glacier_Cruise_24.jpg

日記を公開する
という行為に

最も近い
心理学的行為は

「自己開示」である。

自己開示とは,

自分自身に関する事柄を

特定の相手に
打ち明けたり,

さらけ出すことを指し,



11Denali_18.jpg

一般に
精神衛生上の効果が高い。

自己開示には,
次のような働きがある。

① 感情の表出

 他人に自分の悩みや気持ちなど
 を話すことで
 気持ちがスッキリする。

② 自己の明確化

 他人にわかってもらうように
 話すことになるので



11AK_Glacier_Cruise_18.jpg
 矛盾や一貫性に
 気づきやすくなり

 客観的に
 自分を見れるようになる。
 自分に対する理解が深まる。

③ 社会的妥当性の確認

 自分の考え方や能力が
 正当なものか

 開示相手の
 反応を通じて確認する

④ 二者関係の発展

 情報を共有することで,
 相手との関係が親密になる

11Alaska_Railroad_12.jpg

⑤ 社会的コントロール

 自分の何について開示し,
 開示しないか

 与える印象や相手との関係を
 コントロールする

この自己開示からは

①②③が
自己に向かう効用

④⑤が
関係に向かう効用

という


11Alaska_03.jpg
2種類の効用
を得られると。

だから,心理学的に分けると

ブログは
大きく2種類あって

1つは、

前者の効用を求め
自己表現を
目的としているものと

もう1つは、

後者の効用を求め
他者との交流を
目的としているもの。

11Alaska_food_05.jpg
なるほどーって
思ってしまいました。

私のは,
滅多にコメント来ないし(涙)

自分も書き込まないし,

コミュニケーション目的より
自己表現なのかな。

自分が旅に行って
楽しかった思い出を

整理して写真と共に置いておく,

その行為によって,
何かがスッキリする気がするのです。


11Alaska_food_06.jpg
心理学者の先生の

「精神衛生上よい」
というのに,

激しく同意しました。


さて,
次の旅は夏休みまで皆無なので

しばらく梅雨前線と共に

精神衛生上
よろしくない状態を過ごします(号泣)。


今日の写真は
去年の夏休みのアラスカです。


注) 山下清美,川上善郎,川浦康至,三浦麻子「ウェブログの心理学」 NTT出版 (2005)

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2012.07.26 (Thu)

疑うのか?だまされるのか?

11Tasmania_49.jpg
人を疑ってはいけないとは
わかってはいるんだけど

海外にいくと
それがちょっと難しくなってくる...

見知らぬ土地で
すごく親切にしてくれる人がいると

信じるべきか、疑うべきか
苛まれるのです。

先日

そんな私の悩みを
代弁しているような、
旅行記を読みました(注)



11Tasmania_50.jpg

おもしろかったので
ちょっと,読んで下さい↓。

---

・・・ホテルのロビーでくつろいでいると

知らないおっさんが
紅茶をもってやってきた。

そして「飲め」とたぶん
トルコ語でいった。

何だ、いきなり。
誰なんだ、あんた。

私は考えた。


11Tasmanian_Devil_09.jpg

これは

睡眠強盗ではないか。

ホテルの従業員が
客人をもてなすような顔をして

さりげなく、

ロビーで睡眠薬の入った紅茶を
飲ませるのだ。

「さあ、飲め、飲め」

おっさんは、
身振りでしきりに勧める。



11Tasmania_43.jpg

この無理矢理にでも

早く
飲ませようとするのが

また怪しい。

しかし、

本当に私を歓迎してくれている
のかもしれない。

そうだとすると、
飲まないと悪い気がする。

どうするか。



11Tasmania_44.jpg
私は悩んだ。

一口だけ飲んでみようか。

いや、

その一口が命取りになる
可能性もある。

おっさんは

「どうした、飲めよ、飲めよ、ほらほら」

と少しイライラしてきた様子だ。

どうしたらいいんだ。

そのとき、
いいアイデアが閃いた。

11Tasmania_45.jpg

眠ったふり作戦だ。

眠ったふりをして、
相手の出方を見る。

睡眠薬が効いたと思って

貴重品とかを
まさぐりだしたら

一撃必殺の蹴りをいれるのだ。

そこで私は
紅茶カップをテーブルに置いたら

即座にど~んと
ソファにもたれ


11Tasmania_46.jpg
そのまま一気に眠ったふりをした。

おっさんは
しばらく見ていたが

そのうちに立ち上がって

私を揺さぶりだした。

「おい、こんなところで寝るな」

みたいなことを
言っている感じだ。

しかし
それは眠ったことを

確認するためかもしれない。


11Tasmania_47.jpg

ここで信用するのは
まだ早い。

私はしばらく
眠ったふりを続けた。

どうでるか、おっさん!

と思ったら

おっさんは私を起こすの諦め
フロントの中の男と話を始めて

そのうち自分も中に入って
働き出したのであった。

なんだ、


11Tasmania_38.jpg

本物の従業員ではないか。

紅茶は親切だったのだ。

おっさん、
疑ってすまなかった。

おっさんは、
いきなり眠ってしまった私を

フロントの中から気にしている。

そうなると今更
急に起きるのもの変なので

私は
ソファに寝転がったまま


11Tasmania_40.jpg
時々寝返りとか入れたりして

しばらく

無意味な演技を
続けたのであった...

------


これを読んで

わたしは
吹き出してしまいました。

でも、
その現場では

笑い事ではないのです。


11Tas_food_03.jpg

えこたびはさすがに
ここまで演じたことはないけど

いつも
葛藤があります。

しかしながら、最近は

たとえ騙されたとしても
日本人はアホだといわれたとしても

これが日本人の
いいところなのだと,

そう思ってます。

そんなこと,
な~んにも考えないで

危機管理意識が、すっかり退化してしまうほど平和ぼけしちゃっても

生きていける日本って、なんと幸せな国なんだろうと思うのです。


今日の写真は
昨年ゴールデンウィークに行った、オーストラリアのタスマニアです。

注) 宮田珠己 (2007) 「わたしの旅になにをする。」 幻冬舎文庫

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2013.07.05 (Fri)

青い鳥症候群

いえ_04
今まで私の楽しみは
旅を考えることばかりでしたが

家を新築してからは,

お友達呼んで
お茶飲んでおしゃべりしたり
食器揃えたり
お料理したり
観葉植物可愛がってみたり...

と,しばらく
心奪われていました。



どんなに魅力的なものが
傍らにあったとしても


12Dades_02.jpg

旅は別。
やっぱり行きたいのである。

さて,

私は何故,そんなにも
旅に出たいんだろう

と,考えていたところに

胸に刺さるものを目にしました。

以下(部分的に)引用(注)

-------

「自分探し」という


12Dades_08.jpg

それまでの生活をリセットして
どこか遠いところに出かけてしまいたい

という若い日本人の欲望に
ジャストフィットした言葉がある。

「自分は本当は何者なのか」
「自分は本当に何をしたいのか」...

自分のことを知らない人間に
囲まれて

言語も宗教も生活習慣も
違うところに言って暮らせば

自分が本当は何者であるのか
わかる,


12Kasbah_02.jpg

たぶん,
そんな風に考えている。

でも,これはずいぶん奇妙な
発想法ですね。

もし自分が何者か知りたいと思ったら

自分のことをよく知っている人たちに
ロング・インタビューしてみる方が

ずっと有用な情報が
手に入るんじゃないでしょうか。

外国の,全く文化的バックグランドの違う
ところで,



12Merzouga_20.jpg
言葉もうまく通じない相手と
コミュニケーションして

その結果
自分が何者であるかがよくわかる

ということを
僕は信じません。

ですから,

この「自分探しの旅」の
本当の目的は

「出会う」ことにはなく,

むしろ
私についてのこれまでの外部評価を


12Kasbah_12_20130630162150.jpg

リセットすること
にあるのではないかと思います。

何年か生きてくれば

どんな人でもそれなりの経験の蓄積があり

その能力や見識について
ある程度の評価が定まってきます。

この「自分探し」の方たちは
その評価に不満がある。

自分はもっと高い評価が与えられて
しかるべきである。

そう思う人たちが


12Erfoud_10.jpg
「自分探しの旅」にでてしまうのです。

「自分探し」というのは

自己評価と外部評価のあいだに

乗り越えがたい「ずれ」
がある人に固有の

出来事だということができます。

でも,これは
あまりうまくゆきそうにもありません。

それは,

自分の自分に対する評価の方が
他者が自分に下す評価よりも真実である


12Fes_27.jpg

という前提に
根拠がないからです。

自分のことは自分が一番よく知っている

というのは

残念ながらほんとうではありません。


-------


「自分探しの旅」

とまで銘打って
旅に出たことはないけど



12Ouarzazate_25.jpg
旅にでれば
何か得られるんじゃないかと

そういう思いは常にあります。

何を得たいのかも
よくわからず

何の根拠もなく
西へ東へウロウロしている。

内田樹先生がいうように

自分のことは
他人の方がよくわかっている

というのは,
激しく同意しますが

外部評価をリセットしたいのか

といえば,
何か,違うと思う。今の外部評価がなくなると困る。 えー,私は何で旅に出たいんだー?

と叫びつつ,かなり遅れて夏休み旅行の予定を立てています。 今日の写真は,モロッコの続きでした。

注) 内田樹,「下流志向-学ばない子どもたち 働かない若者たち-」, 講談社文庫

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