2007年11月20日

コンビニエンスCITY東京

Lisboa_5.jpg
 先日、店舗の開店時間について書いていて、ふと気になったので、ちょこっと調べてみました。

 店舗の開店時間というのは、あまりにも分散が大きいので、一概には言えませんが、東京、スペイン、ポルトガルの一般商店の開店時間を比較すると、下記のようになります(注1)。
open_hour.jpg

平日の開店時間と、閉店時間は東京と差は無いような感じですが、
スペイン、ポルトガルが東京と違う点は、
お昼休みがある、土曜日は半日で閉店する、日曜日は休み、
が大きな点でしょうか。(日本でも日曜が休みのお店はありますよね。)
Lisboa_9.jpg
 次にコンビニについてですが、ポルトガル・スペインでは日本にあるようなコンビニを、私は見つけることが出来ませんでした。(私が見つけられなかっただけかも。)

 東京では犬も歩けば・・・って感じでよく見かけます。
少し統計を見てみると、日本においてコンビニエンスストアの数は増え続けています(注2)。
conveni_store2.jpg
 夜遅くまでお店が開いていたり、土日も開いていたりすることはとても便利です。
でも、ここまで利便性を追求する必要があるのだろうかと、思ったりすることありませんか?

Commercial_Sec_E_intensity.jpg
 ところで、店舗を長時間開店していることで、電灯や冷蔵庫、冷暖房の為にしっかりとエネルギーを消費しています。


 しかも、コンビニとかファミレス、ファーストフードといった、「便利さ」を提供してくれるサービスは、単位面積あたり消費しているエネルギーが大きいのです(注3)。
Lisboa_6.jpg
これだけ、コンビニの店舗数が増加しているということは、それだけ需要があるからこそ。

私たちの購買行動一つ一つは、
製品を作るメーカーや、それを販売する店舗を評価する“清き一票” です。

もし、夜間に利用されることが無くなれば、店舗だって閉店時間を考えるようになる可能性があります。
Goods_risboa2.jpg
よく、企業側の人たちには、
 「そんなこと言ったって、生活者がそれ(非エコ製品・行動)を望むんですから。」と言い、

生活者側に聞くと
 「そんなこと言ったって、エコ行動がとりにくいシステムになっているじゃない。」と言う...

ニワトリが先か、卵が先か???

おそらく、両方が少しずつ歩み寄っていくことが必要なんだと思います。

まずは、コンビニやファーストフード、ファミレスなどの店舗は
なるべく利用しないようにする、
これなら私にも出来そうだな、と思っています。


注1)“地球の歩き方”などのページの各国旅行情報の値を参考に、著者が作成。
注2)日本フランチャイズチェーン協会, FC統計調査の値を参考に、著者が作成。
注3)環境省, 民生業務分野における温暖化対策技術導入マニュアル(H16), p15 の値を参考に著者が作成。
 

Posted at 00:01:12 | エネルギー利用 | コ:10 | ト:0

2007年12月14日

エネルギーラベル

Super_Goteborg_7.jpg
最近、様々な環境ラベルがあります。
ありすぎてよくわからない...

どんだけぇ〜あるのか、
環境省のページで見てみるとびっくり。

このページで見る限りは、
全国統一のラベルだけで31種類あり、
それプラス、地方基準のラベルが57種類もあります。 
こんなにあるんですね...
Energy_label_1.jpg

環境ラベルのうち、エネルギーを消費する製品にはエネルギーラベルがついていますが、

ヨーテボリのスーパーマーケットで蛍光灯についていたエネルギーラベルを見つけました。
↑カラフルで、目にとまったのです。

では、日本の蛍光ランプのパッケージはどんな感じかって、こんな感じ→。
Energy_label_3.jpg
日本では、照明器具には省エネラベルが義務づけられていますが、
ランプには無いようで、メーカー基準のエコラベルのみついています。

日本の省エネラベルは、冷蔵庫、エアコン、テレビ、照明器具...などの家庭内で電力消費量の大きな家電についています。
Energy_label_6.jpg
ちなみに、オーストラリアのエネルギーラベルはこんな感じ→。



日本のエネルギーラベルで特徴的なのは、
1年間にかかる電気料金が記述されていること。

他の機種と比較すれば、省エネ機器を選択することで
削減できる電気料金がわかるようになっています。

EUとオーストラリアでは電力消費量のみで
金額には換算されていません。
Energy_label_4.png
日本人って、電気料金に敏感なんでしょうか?

私は、日本、EU、オーストラリアの3つの
エネルギーラベルで比較すると
EUのラベルがカラフルですっきりしていて気に入っています。
みなさんは、どのラベルがよいと思います?

他の国はどんなんだろうー?

また違う国に行ったときに探してみたいと思います。



Posted at 00:05:35 | エネルギー利用 | コ:2 | ト:0

2008年01月08日

パウエル湖

Lake_Powell_10.jpg2008年の初日の出は、Lake Powell というところから望みました。

その時に、神聖なる?お日様の横にモクモクと煙突からの煙が見えました。
日本だと、元旦には工場を停めたりするのに...

Lake_Powell_07.jpg

しかも、この風光明媚な観光地において、元旦から煙を出しているのは何だっ!と思って近くまで行ってみると↓、なんと火力発電所なんです。

さすがに、元旦と言えども電力供給を止めるわけにはいかないですね。

Navajo_Power_Plant.jpg
この発電所前に、Navajo Power Plantという看板があり、ネットで調べてみると石炭火力のようです。

ところで、アメリカの電源構成を見てみると、石炭が半分以上を占めています↓(注1)。

USA_PowerGene.jpg


石油は自国ではまかないきれず、
半分以上輸入しているようですが、
石炭は世界での可採埋蔵量の約1/4があるそうで、石炭は豊富なんですね...

Glen_Canyon_Dam_03.jpg

また、よく本を読んでみれば、
このLake Powellはコロラド川にダムを造り、
堰きとめたことによって出来た人造湖なんですって。

そして、このダムで水力発電が行われています。
Horseshoe_Bent_03.jpg

日本でも、いくつかダムを見てますけど、すごい迫力でした。

あとこのコロラド川の迫力にも圧倒されました。

ダムを過ぎたあとで、大きく蛇行しているところがあり、ここはHorseshoe Bendと名前がついています。
Horseshoe_Bent_01.jpg
上から覗いてみると、なーんの柵なども無いので、脚がすくみます...↓

ここの写真を、そういえばナショナルジオグラフィック誌で見たような覚えがありますが、
寒さも手伝い、手が震えて上手く撮れません...

Horseshoe_Bent_02.jpg

それにしても、Lake Powell という有名なリゾート地に来て、水力発電所と火力発電所をみることが出来るなんて...

ここは、夏にとても人気なリゾートなそうで、湖の上には豪華なハウスボートなどがたくさん繋留されています。
Lake_Powell_08.jpg
なんだか、アメリカの資源の豊富さを見せつけられた思いがしました。

あまりに豊富だと、省資源・省エネしようという感覚にならないのかもしれません...



注1) 日本エネルギー経済研究所 計量分析ユニット編 “エネルギー・経済統計要覧”(2007)、財団法人 省エネルギーセンター、東京、pp.369


Posted at 10:35:23 | エネルギー利用 | コ:8 | ト:0

2008年04月04日

猫にガソリン税

GasPrice_Africa.jpg
今日の東京は風が強く、
桜吹雪が舞っていました。
ソメイヨシノもそろそろおしまいでしょうか。

ちょっとさみしい。。。

さて、最近ガソリン税について
騒がれていますが、

一体、日本のガソリン価格とはどんなもんかと
見てみました(注1)。

GasPrice_America.jpg

地図の色は
赤→黄→黄緑→緑
の順に、高価格になります。

黄緑、緑の国が、ガソリンに税金をかけている国です。

ちょっと見にくいですが、地図中の
左の数字がディーゼル価格
右の数字がガソリン価格
です(単位 USセント/L)。
GasPrice_Asia.jpg

日本のガソリン価格は、全世界中
真ん中より少し高め。

日本より低価格の国を見てみれば、
アメリカ、カナダ、オーストラリア、
あとは
産油国であったり、物価の低い国の様子。

ヨーロッパなどは、軒並み日本より高価格です。

赤い国は、産油国で
オイルジャブジャブの国?ですね。

GasPrice_Europe.jpg

この資料は
国連大学名誉副学長の
安井至先生が使っていらした
ものなのですが、

その時、先生が話していらしたのは

世界的な傾向として、
ガソリン税を上げる方向であるのに
日本は逆行していると。
(詳しい話は、先生のHPにあります。)

ふうん、そうなんだ...
koishikawa_07.jpg
我が家はあまり車に乗らないから
言えることなのかも
知れませんが、

私はしっかりとガソリンにも
税金をかけて欲しいなと
思っています。

koishikawa_01.jpg

そして得られた税金は
ガソリン消費による環境負荷の抑制や
教育費、医療費などに回して欲しい...

近所のねこが、日だまりで
こてんっ、こてんっ寝返りうちながら
落ちてくる桜吹雪と戦っていました。

ねこには、ガソリン税、関係ないんだよな...


注1)Deutsche Gesellschaft für Technische Zusammenarbeit (GTZ) , "International Fuel Prices 2007"

Posted at 22:46:37 | エネルギー利用 | コ:7 | ト:0

2008年08月17日

地球のエネルギー

08Iceland_00.jpg
アイスランドに、
すっかり魅了されてしまいました。

しばらく、
アイスランドの話が続きます。

どうか、ご容赦下さいますように。

アイスランドとは

ユーラシアプレートと
北アメリカプレートの境目が

地上に露出した部分。

↓「地球の割れ目」と呼ばれる公園があり、
この割れ目は、1年に2cmくらいずつ動いているそうです。

08Iceland_09.jpg

島全体が地球エネルギー?に
満ちあふれている感じがします。

そして国土面積の約1割程度を
氷河に占められていることなどから

日本に負けず劣らず、
水資源に豊富。

よって、
自動車用の燃料に石油が使われている他は
(ちなみに、アイスランドに電車はありません。)

この国のエネルギーは水力と地熱で
ほぼまかなわれているのです↓(注1)


08Iceland_graph02.jpg

化石燃料による
火力発電や、

原子力発電も使わないで

生活できているって
すごいなーと感心。

どうしてこのような状況が
実現できるのだろうと
考えてみると

08Iceland_13.jpg
地熱等の自然エネルギーに
恵まれているということと

人口約30万人だから実現できているという
ことでしょうか。

日本の人口はアイスランドの約420倍
1億3千万人です。

一人あたりの一次エネルギー消費量
では(注2,3)
アイスランド 11.9 
日本      4.2
   (単位はいずれも 石油換算トン/人)

ですから、日本人の方が

08Iceland_12.jpg


国民一人あたりに換算すると
エネルギー消費量は少ないのです(注4)

水力発電の絶対量を見ても、

アイスランドは
日本の約15分の1で(注2)

多いように見える
地熱発電量は、
日本の10分の1程度(注5)

これで、まかなえてしまっている...

そう考えると、
日本っていう国は、

08Iceland_14.jpg

小さいところに
人間が多すぎるのでしょうか...

クリーンエネルギーを多用して
澄み切った空気に満ちあふれ

水道の蛇口をひねれば
美味しい水が豊富に流れてくる・・・

そんなアイスランドでは

「省エネ」という雰囲気は
全くと言って良いほど感じられませんでした。





注1) National Energy Authority in Iceland http://www.os.is/page/english
注2) International Energy Agency, 2005 Energy Balances for Iceland
注3) 日本エネルギー経済研究所、エネルギー・経済統計要覧(2007)
注4) 産業部門もおしなべて一人あたりに換算しているので、場合によって解釈は異なります。
注5) 社団法人 日本地熱調査会 「わが国の地熱発電の動向 , 1997年版」


Posted at 11:59:58 | エネルギー利用 | コ:9 | ト:0

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