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2007.11.03 (Sat)

ストックホルムの交通事情

 スウェーデンというと、「持続可能な社会」というキーワードを耳にすると思います。持続可能な社会とは何か、スウェーデンはどうしてそう言われるのか、ということは私も良く理解できていない部分がたくさんあります。追々、このブログでも考えて行きたいと思います。今日は手始めに交通について取り上げてみます。

私たちが普段利用している各交通手段のエネルギー消費量は下記のようになっており、1人が1km移動するのに必要なエネルギー消費量で比較すると、鉄道が最も低く、自動車の約1/12程度です。

     輸送機関別エネルギー消費量
輸送機関別エネルギー消費原単位 *2005年度データ。旅客海運のみ2004年度データ。
 出典: 日本エネルギー経済研究所・計量分析ユニット、EDMC/エネルギー・経済統計要覧(2007)

bicycle_stockholm1.jpg
 これを見ると、自動車というのは結構エネルギーを消費しているのだとわかります。日本での各輸送機関の輸送量分担率(旅客)は自動車が約50%、電車が約30%(注1)、スウェーデンでは自動車が約80%、電車が約10%(注2)ですから、日本の方が電車は良く利用している様子です。

 また、運輸部門(旅客・貨物を含む)で利用するエネルギー消費量は年間に石油換算で日本94,111kt、スウェーデン8,564kt(注3)。 これを国民一人あたりに換算すると、日本は736kg/人・年、スウェーデン948kg/人・年で、スウェーデンの方が多い様子。

 しかし、ストックホルムの街を歩いていると、良く言われるように自転車が優遇されているような雰囲気があり、道路には車道・歩道の他に、自転車の為のスペースがきちんと整備されています。そして東京でチリンチリン鳴らして、ヨレヨレしている自転車とは異なり、ストックホルムの自転車は軽快に走り抜けて行くのです。
Prius_Stockholm.jpg
 また、驚くとともに感動したのが、トヨタのハイブリッドカー“プリウス”を利用したタクシーが走っていたこと。プリウス・タクシーを私はまだ日本では見たことがありません。(日本でも走っているそうです。私が知らないだけです...)

 あとは、最近、小麦の値段が上がったりすることで耳にすることも多いバイオマス・エネルギーをスウェーデンでは積極的に利用しており、“エタノール バス”や“バイオ ディーゼル バス”と書いてあるバスが走っています。Bus_stockholm.jpg

 スウェーデンはバイオマス燃料の利用率が、日本より高いのかと思って見てみましたが、IEA(注3)のデータを見る限りではスウェーデンの運輸部門(グラフ真ん中の“transport”)に利用されるエネルギーは、ほとんど石油の様子です。sweden_IEA_sector.jpg

 こうやってみてみると、日本はとても優秀なのかしら。でも、日本びいきの私が街を歩いてみても、何故かストックホルムは環境が良いと言うか、“環境に配慮した街”のような風を感じたのですが、気のせいなのでしょうか。。。
Tram_stockholm_20071103151141.jpg

もし、そのようなまちづくりを心がけ、その結果、そこに住む人・そこを歩く人を環境に配慮したいと思うような気分にさせてくれているとしたら、とてもステキだと思いませんか?



注1)国土交通省総合政策局情報管理部 交通関係エネルギー要覧(2007)
注2)Eurostat, EU Transport in Figures, 2000
注3)International Energy Agency, Statistics and Balances

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テーマ : ロハス&エコロジーライフ - ジャンル : ライフ

タグ : *交通*

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