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2011.06.13 (Mon)

ロンセンストン

11Tasmania_04.jpg
夏の電力不足対策として

最近、勤務時間の
タイムシフトなどの

議論が盛んです。

サマータイムの導入に
ついては

以前から我が国でも
議論がありますが

意外と省エネ効果がないとか(注1-2)

そんな記事読んでいたら
ふとまた



11Tasmania_03.jpg

星野道夫さんの文章を(注3)
思い出しました。

----
夏至がやってくる。

太陽の描く弧は
どんどん頭上に舞い上がり

もうほとんど沈むことはない。

が、夏至はこのアラスカで
暮らす人々の心の分岐点。

本当の夏はこれからなのに、
明日から短くなる日照時間に



11Tasmania_02.jpg
どこか遠くにはっきりと
冬の在りかを感じるのだ。

アラスカには

夏至の夜に
一つの決まりがある。

「どんなに暗くても
 照明をつけない」

である。

そんな必要がないほど
白夜は明るい。

しかし



11Tasmania_07.jpg
ある年の夏至の夜
フェアバンクスで

韓国のオリンピックチーム
との野球の親善試合があった。

その日に限って
フェアバンクスの空を暗雲が覆っていた。

試合が始まってしばらくすると
韓国のチームから抗議が出た。

暗くてボールがよく見えないから
球場のライトをつけろ、と。

しかし、フェアバンクスのチームは
今日は夏至だからと応じない。




11Tasmania_01.jpg

試合は続行されるが
観客の方も

しっかり目をこらさないと
ボールの行方がわからなくなってきた。

再び韓国のチームから
抗議がでる。

危ないからライトをつけろと。

が、今日は夏至だからと
やっぱり譲らない。

結局、韓国のチームは怒って
帰ってしまった。



11Tasmania_05.jpg

フェアバンクスの人々からは
何の文句も出なかったのだが...

白夜の試合に繰り広げられた
どこか喜劇のようなおかしさの中に

アラスカの人々の
太陽に生かされているという

自然への祈りがある。
-----


アラスカの人たちは

ほとんど日が昇らない
寒く暗く長い冬を越すからこそ



11Tas_food_02.jpg
夏の太陽の日差しの
ありがたさを感じる。

人間は
何でも恵まれてしまうのは

問題なのかもしれない。


太陽の光を浴びている
ということに

ありがたさを感じない限り

サマータイム導入しても

またイタチごっこになって
違う需要が増えるだけで

意味ないんぢゃないかと、
そう思えてきました。

今日の写真は、今年のGWに行ったタスマニア第2の都市、ロンセンストンです。




注1) 今中健雄 (2011) “時刻、休日、連休シフトによる夏季ピーク負荷削減効果” 
  SERC Discussion Paper, SERC11002
注2) 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 (2011) 
  “夏季における計画停電の影響と空調節電対策の効果(速報)”

注3) 星野道夫(2002) 長い旅の途上、文春文庫
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テーマ : 旅行記 - ジャンル : 旅行

タグ : *エネルギー利用*

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