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2013.07.05 (Fri)

青い鳥症候群

いえ_04
今まで私の楽しみは
旅を考えることばかりでしたが

家を新築してからは,

お友達呼んで
お茶飲んでおしゃべりしたり
食器揃えたり
お料理したり
観葉植物可愛がってみたり...

と,しばらく
心奪われていました。



どんなに魅力的なものが
傍らにあったとしても


12Dades_02.jpg

旅は別。
やっぱり行きたいのである。

さて,

私は何故,そんなにも
旅に出たいんだろう

と,考えていたところに

胸に刺さるものを目にしました。

以下(部分的に)引用(注)

-------

「自分探し」という


12Dades_08.jpg

それまでの生活をリセットして
どこか遠いところに出かけてしまいたい

という若い日本人の欲望に
ジャストフィットした言葉がある。

「自分は本当は何者なのか」
「自分は本当に何をしたいのか」...

自分のことを知らない人間に
囲まれて

言語も宗教も生活習慣も
違うところに言って暮らせば

自分が本当は何者であるのか
わかる,


12Kasbah_02.jpg

たぶん,
そんな風に考えている。

でも,これはずいぶん奇妙な
発想法ですね。

もし自分が何者か知りたいと思ったら

自分のことをよく知っている人たちに
ロング・インタビューしてみる方が

ずっと有用な情報が
手に入るんじゃないでしょうか。

外国の,全く文化的バックグランドの違う
ところで,



12Merzouga_20.jpg
言葉もうまく通じない相手と
コミュニケーションして

その結果
自分が何者であるかがよくわかる

ということを
僕は信じません。

ですから,

この「自分探しの旅」の
本当の目的は

「出会う」ことにはなく,

むしろ
私についてのこれまでの外部評価を


12Kasbah_12_20130630162150.jpg

リセットすること
にあるのではないかと思います。

何年か生きてくれば

どんな人でもそれなりの経験の蓄積があり

その能力や見識について
ある程度の評価が定まってきます。

この「自分探し」の方たちは
その評価に不満がある。

自分はもっと高い評価が与えられて
しかるべきである。

そう思う人たちが


12Erfoud_10.jpg
「自分探しの旅」にでてしまうのです。

「自分探し」というのは

自己評価と外部評価のあいだに

乗り越えがたい「ずれ」
がある人に固有の

出来事だということができます。

でも,これは
あまりうまくゆきそうにもありません。

それは,

自分の自分に対する評価の方が
他者が自分に下す評価よりも真実である


12Fes_27.jpg

という前提に
根拠がないからです。

自分のことは自分が一番よく知っている

というのは

残念ながらほんとうではありません。


-------


「自分探しの旅」

とまで銘打って
旅に出たことはないけど



12Ouarzazate_25.jpg
旅にでれば
何か得られるんじゃないかと

そういう思いは常にあります。

何を得たいのかも
よくわからず

何の根拠もなく
西へ東へウロウロしている。

内田樹先生がいうように

自分のことは
他人の方がよくわかっている

というのは,
激しく同意しますが

外部評価をリセットしたいのか

といえば,
何か,違うと思う。今の外部評価がなくなると困る。 えー,私は何で旅に出たいんだー?

と叫びつつ,かなり遅れて夏休み旅行の予定を立てています。 今日の写真は,モロッコの続きでした。

注) 内田樹,「下流志向-学ばない子どもたち 働かない若者たち-」, 講談社文庫
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テーマ : 旅の思い出 - ジャンル : 旅行

タグ : *本*

23:36  |  ├ Morocco  |  トラックバック(0)  |  コメント(1)

Comment

ここはいったいどこですか? 砂漠の中東?かな?アーティチョークですよね、これが取れるところどこだろう??
min |  2013.07.20(土) 14:22 | URL |  【編集】

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