2008年06月28日
木づかい
数年前ですが、山梨県早川町というところに
森の見学に行きました。
早川町とは、
甲府市と富士市の間くらいに位置し
南アルプスと富士山に挟まれたところ。
山に抱かれた、とても美しい街です。
早川町役場の人から林業の現状について
お話を伺った後に
典型的だといわれる急傾斜林(斜度30〜40°)に登りました。
地面は、ふわっふわの腐葉土で
登ろうとしても、足下が崩れてしまい
なかなか前に進めません。
そして、あまりに急勾配なので、
一旦転ぶと、
転がり続けそうな恐怖感...
人工林というのは、間伐材を切ったり
管理していかないと、維持は難しいのだそう。
ただ、林業の担い手が高齢化
するなか、この足場の悪い林で
木々を切り出すのは至難の業。
苦労して切り出した木々も
安い中国産などの木材に太刀打ち出来ない。
そういう悪循環で、どんどん衰退しています。
現状を説明して下さった方も
かなりのご高齢ですが
跡継ぎはいないそう。
この街は、林業の衰退とともに
過疎化が進んでいるそうで(人口85%流出)
この見学会の際の宿は
廃校になった街の小学校を
宿に改造したところでした。
コレを見て、国産材を使おう!
って思いましたが、
なかなか普段の生活で
国産材を選ぶ手段というのがありませんでした。
が、元気な森づくりの為の
プロジェクトがあることを
(今頃)発見!
木づかい運動って言うんだそう。(注1)
国産材には、
←このようなマークをつけているそうです。
例えば、コンビニのミニストップでは
このマークがついた
国産材の割り箸が→、
一膳5円で
販売されていました。
割り箸とは、そもそも間伐材を利用したり
丸太から角材を取り出した際に、残った端材を利用する、いわゆる廃材の有効利用(注3)。
しかし、現在ではそれを使わず
そのまま森に捨て
中国から割り箸を輸入している。
日本の割り箸は9割以上が
中国産だとか(注2)。
マイ箸も良いですけど、
我が国の林業活性化、
ひいては森林の保護の為に、国産材割り箸を使うのも、一案なんですね。
段々、食べ物の写真が
定番になりつつありますが...
↑これは、山梨名物ホウトウ!真夏に食べたから、汗だくでした。
注1) 財団法人 日本木材総合情報センター 木づかい運動情報サイト
注2) 環境三四郎 「割り箸から見た環境問題」
注3) 田中淳夫 「割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題
